東京を水害から守る地下調節地/建設局
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[はじめに]この記事についてご留意いただきたいこと:
- 令和3年7~9月に東京都メディアセンターで国内外のメディア向けに行ったオンラインブリーフィングの内容を、ウェブ上で読みやすいように編集して記事にしたものです。
- オンラインブリーフィングは日本語と英語の逐次通訳で行われました。そのため、スライドの中には英語のみで表記されているものもありますが、ご了承ください。
- 内容はブリーフィング時点のものであり、現時点とは事業内容等が異なる場合がありますので、ご承知おき願います。
東京を水害から守る地下調節地
本日は、東京を水害から守る地下調節池について、ご紹介します。
日本の気候は、季節ごとの変動が激しく、特に梅雨期と台風期には多くの雨が降る特徴があります。また、東京の河川は海外と比べて勾配がとても急であり、降雨による水位の変動が大きいことも特徴です。そのため、東京では台風や集中豪雨により河川からの溢水がおこり、これまでも大きな浸水被害を経験し、苦労してきました。
そこで、東京都では都心部における効果的・効率的な洪水対策として、河道の整備に加えて、地下に洪水を貯留する施設の整備を実施しています。本日は、2007年に完成し運用している、環状道路の地下約40mに設けた、環状七号線地下調節池について紹介します。
それでは施設紹介の動画をご覧ください。
2019年の大きな台風では、地下調節池の90%まで水が溜まりました。この時、地下調節池で洪水を防ぎ、河川の水位を約1.5m下げる効果がありました。
東京都建設局では今回ご説明した地下調節池を含め、都民の生命と財産を守るために様々な水害対策を行っています。詳しくは建設局HPをご覧ください。
※このブリーフィングは、2021年8月2日に実施されました。
参考
記事ID:001-000-20231012-001956