東京都と大学との共同事業

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「大学との定例懇談会」に参加する大学の持つ「知」のリソースを生かし、東京の持続的発展やSDGsの推進に資する共同事業を実施し、研究成果を都民に還元します。

おしらせ

「東京都と大学との共同事業」実施事業一覧

テーマ「『成長』と『成熟』が両立した持続可能な都市・東京の実現」

新型コロナとの戦いを乗り越え、歴史的に大きな転換点を迎えている一方で、激甚化する自然災害や少子高齢化、国際競争力の低下、深刻化する気候危機など、我が国が先送りしてきた課題が社会の至るところで先鋭化しています。経済や社会の姿が大きく変貌を遂げる不確実な時代だからこそ、「未来への投資」を大胆に展開し、変革を起こしていくことが重要です。そのため、誰もがいきいきと自己実現できる社会の創出等の観点から大胆な政策を展開していきます。こうした「成長」と「成熟」が両立した持続可能な都市・東京を創り上げる事業を実施します。


ユーザーテストを通じたサイエンスコミュニケーションの場の構築

参加大学 お茶の水女子大学、東京大学
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大学研究のユーザーテスト情報を公開するポータルサイトを構築します。ユーザーテストの場を通じ、研究内容や科学技術に都民が触れる機会を創出することで、大学の学術研究の促進、子どもから大人まで都民のサイエンスへの興味関心を喚起します。

◆令和7年1月24日更新

研究や技術を試してもらうユーザーを集めたい大学・研究者と、大学での最先端の研究に興味・関心がある方をつなげるポータルサイト「サイエンスパーク.jp」の正式運用を開始しました。また、ユーザーテストを実際に体験できるイベント「サイエンスパーク2025」を開催します。詳細はこちらから。

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住民の居場所づくりのためのマニュアル作成

参加大学 慶應義塾大学、上智大学、順天堂大学
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地域の居場所を運営する様々な事業者にヒアリングを行い、地域の特性や施設の事業目的に応じた運営の工夫等について好事例を集約します。持続可能な事業運営に寄与するノウハウを集めたマニュアルを作成し、マニュアルを活用し知見を広く共有することで、多世代交流の場の形成に寄与します。


子ども食堂を活用した口の健康と食育の複合プログラムの開発と実施

参加大学 東京医科歯科大学、東京大学
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子ども食堂の利用者を対象に、咀嚼を促すカレーを食べながら、口の健康や咀嚼、栄養に関する勉強会(講話)を開催するとともに、参加者へのヒアリング等を通じて、子ども向け複合プログラムを開発します。また、小学校での給食指導に取り入れる等の更なる展開を目指します。


テーマ「"一人ひとりが輝く未来の東京"の実現」

長引くコロナ禍や気候危機、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した諸問題、国内の出生数の落ち込み等、社会情勢の大きなうねりの中、人が輝く明るい「未来の東京」を実現するためには、前例にとらわれない発想が必要です。こうした中、都は、サステナブルリカバリーを実現し、持続可能な社会を築き上げるため、源泉となる「人」や未来を切り開く子供政策、新たな成長分野(DX・GX等)、それらを支える社会資本などへの大胆な「投資」を進めていきます。誰もがいきいきと活躍し、持続可能で魅力溢れる未来の東京を創るため、"一人ひとりが輝く未来の東京" をテーマとして、実施します。


トーンウッドに学ぶ持続可能な素材・技術に基づく個性輝く音楽製作

参加大学 東京大学、東京藝術大学
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トーンウッド(楽器用木材)に代えて、安価で高品質な新素材・新技術を活用し、持続可能な楽器・音響部品(SMI)を開発します。SMIを設計・製造する工程を学べる体験型イベントや演奏会等を含む公開イベントを実施します。音楽活動の格差が是正され、経済的不平等性を解消したインクルーシブな社会形成と質の高い教育を提供します。

◆令和6年2月19日放映

「東京GOOD!TREASURE MAP」(テレビ東京)にて本事業の取り組みが紹介されました。詳細はこちらから。

◆令和6年2月19日参加者募集開始

持続可能な楽器・音響部品の設計・製作工程を学べるイベント及びコンサート「リード革命-新素材が拓く、音楽の未来」を開催します。東京都在学、在住、在勤の方で、ご興味がある方はぜひご参加ください。詳細はこちらから。

画像:リード革命-新素材が拓く、音楽の未来
画像:リード革命-新素材が拓く、音楽の未来
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TOKYOこども起業家ゼミのプログラム開発と実施

参加大学 法政大学、早稲田大学
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子供のアントレプレナーシップを地域と大学が共に育む出店型教育プログラムを開発します。子供のビジネス体験イベントを基に、起業家ゼミのマニュアルと動画を作成し、講習会を実施します。これらにより、地域のイベントや町内会、学校等で、子供が起業を学ぶコミュニティを形成し、「TOKYO子供起業家教育モデル」を推進します。

◆令和5年9月5日更新

8月25日、26日に「こども起業家ゼミ」を実施しました。ワークショップには小学4-5年生、中学3年生の計8名が参加し、夏祭りの出店には約220組が来場しました。こどもたちは、ポスターの作成やかき氷の販売等において、社長として主体的に部下(大学生)へ指示し、協働することで、アントレプレナーシップを学びました。本ワークショップでの改善点を分析し、季節にあわせて販売商品を変えて、他の地域で実施する次回以降のワークショップへ反映します。また、ワークショップの内容を踏まえ、年間を通じて各地域で実施できるようマニュアルを整備し、当該マニュアルを周知する等して、都内に展開し広く都民に還元する予定です。

◆令和6年3月公開

小中学生のアントレプレナーシップ(起業家精神)を、地域や大学が一緒に育むためのプログラムを開発し、ご家族や自治体、学校、おけいこサークルなどが実施主体となって、大人とこどもがいっしょにビジネスすることで起業家精神を学ぶ動きを都内に広げようとするプロジェクトとして、WEBサイト「TOKYOアントレプラス」を開設いたしました。TOKYOアントレプラスの教育プログラムに関するマニュアルや紹介動画はこちらからご覧いただけます。

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東京デフリンピックに向けたAI手話翻訳ツールの活用とボーダーレススポーツイベントの開催

参加大学 順天堂大学、電気通信大学
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AI技術を用いたコミュニケーション支援を実証し、AI手話翻訳ツールの活用・機能向上を推進します。都民に向けて手話ボランティアを育成する講習会や、健聴者アスリートとデフアスリートが共生するボーダレススポーツイベントを実施します。2025東京デフリンピックを成功させ、誰もがスポーツを楽しめるボーダレスな東京を実現します。

◆ 「デフアスリートと話そうAI手話翻訳ツール体験会」の実施

「デフアスリートと話そうAI手話翻訳ツール体験会」を実施しました。第1部では、デフリンピックでの体験、東京2025デフリンピックについての講演を実施しました。また、デフアスリートの皆様より、デフスポーツの魅力や東京2025デフリンピックに向けた意気込みなどをお話しいただきました。第2部では、AI技術を活用した手話翻訳の仕組みの紹介が行われ、参加者はAI翻訳ツール「SureTalk」を体験するとともに、デフアスリートとの交流を深めました。

実施日・場所 参加デフアスリート
第1回 10月9日(月・祝)
順天堂大学7号館1階カンファレンスルーム
星泰雅選手(水泳)
亀澤理穂選手(卓球)
第2回 11月24日(金)
東京たま未来メッセ
岩渕亜依選手(フットサル)
山本典城監督(フットサル)
金持義和選手(水泳)
第3回 12月12日(火)
順天堂大学有山登メモリアルホール
早瀨憲太郎選手(自転車)
早瀨久美選手(自転車)
箭内秀平選手(自転車)
第4回 1月15日(月)
順天堂大学有山登メモリアルホール
池田百花選手(バスケットボール)
丸山香織選手(バスケットボール)
山田瑞恵選手(卓球)
中田美緒選手(バレーボール)
第5回 2月9日(金)
順天堂大学有山登メモリアルホール
小倉涼選手(空手)
茨隆太郎選手(水泳)
亀澤史憲選手(卓球)
第6回 3月18日(月)
順天堂大学小川講堂
岡田拓也選手(サッカー)
仲井健人選手(サッカー)
植松隼人監督(サッカー)
元サッカー日本代表・槙野智章氏

 

画像:実施の様子

 

最終回となった第6回「デフアスリートと話そうAI手話翻訳ツール体験会」では、順天堂大学・塩田有規准教授よりデフリンピックでの体験、東京2025デフリンピックについての講演、順天堂大学・武田裕子教授より「米国における手話通訳者と医療者との協働」についての特別講演が実施されました。また、「デフアスリートスペシャルトークショー」では、デフサッカーの岡田拓也選手、仲井健人選手、植松隼人監督より「第4回ろう者サッカー世界選手権大会」で準優勝した際のお話や、東京2025デフリンピックに向けた意気込みなどをお話しいただきました。シークレットゲストとして、元日本代表サッカー選手である槙野智章氏にもご登壇いただき、順天堂大学・小松孝行氏を交え、5名でのトークセッションを実施しました。

画像:実施の様子
画像:実施の様子
画像:実施の様子

 

◆令和5年11月14日実施

2年後の2025年11月15日~26日、デフアスリートの国際スポーツ大会であるデフリンピックが、日本で初めて開催されます。東京都では、デフリンピックへの関心を高めていくため、さまざまな取組を行っています。このたび、2年前の機を捉え、若年層が集まり、新しい文化の発信地である原宿のカフェにおいて、デジタル技術を活用して言語を“見える”化し、きこえる・きこえないに関わらず誰もがつながることができるコンセプトカフェ「みるカフェ」を、大会開催期間に合わせた11月15日(水曜日)~26日(日曜日)の期間限定でオープンしました。14日のオープニングセレモニーでは、小池百合子都知事やタレントの長濱ねるさんが登壇し、デフリンピックをPRしました。

画像:当日の様子

 

◆令和5年12月17日実施

味の素スタジアム(アジパンダ広場)にて、ラグビーリーグワン試合会場でのデフラグビー体験イベントを実施しました。デフリンピックを知らない層にデフリンピック東京2025大会を伝え、また、聴覚障害者の「きこえないことによるコミュニケーションの難しさ」をデフラグビー選手との交流を通して一般社会に広めるために、デフラグビー日本代表選手が中心となり、ラグビー体験コーナーでラグビーの体験会(パス・キック)を行いました。その際、指導するデフラグビー選手は聾者であるため、簡単な手話やボディランゲージも交え、今まで聾者と接したことがない小さなお子様にもラグビーと手話を経験していただきました。広場の一角にテントブースを設け、SureTalkの体験会も実施しました。

画像:当日の様子
画像:当日の様子

 

◆令和6年3月3日実施

中野区立中野中学校にて、女子デフバレーボール日本代表チームと都内小・中学生との交流イベントを実施しました。

画像:当日の様子
画像:当日の様子
画像:当日の様子
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テーマ「-After TOKYO2020-レガシーの発展による『未来の東京』の実現」

昨年、コロナ禍という困難な状況の中で、感染症対策などの危機管理の徹底し、東京2020大会を安全・安心に成し遂げることができました。また、大会を通じて、障害の有無・人種・性別などを越えて多様な人々が互いに認め合う共生社会への実感を広げるとともに、環境先進都市のモデルとなる取組や最先端のテクノロジーなど、東京の多様な魅力を世界に発信してきました。 今後、こうした、大会を通じて生み出されたレガシーを、「未来の東京」のスタンダートとして社会全体に広げていくとともに、新型コロナとの闘いで生じた様々な変革、少子高齢・人口減少社会の進行、脱炭素・デジタル化の潮流等を踏まえて、未来を切り開く取組を加速するために、"After TOKYO2020" をテーマとして、実施します。


スポーツ事故ゼロを目指した安全・安心な環境の提供

参加大学 国士舘大学、中央大学

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スポーツイベントでの怪我や急病の発生時に適切なファーストエイドを行うことができ、スポーツボランティアとして活躍できる人材を育成します。 VRを活用した育成プログラムを開発し、大学生や高校生など、都民を対象とした講習会の実施や実践環境の提供を行うほか、スポーツイベント運営者が活用できる救護体制マニュアルを作成します。 ボランティア文化の醸成・定着に加え、スポーツを支える人材の育成を通して、「スポーツ事故ゼロのTOKYO」の実現を目指します。

◆令和4年12月22日更新

・スポーツ事故等を未然に防ぎ、早期に適切な医療に繋げるボランティア「スポーツファーストレスポンダー(SFR)」の講習会を開催します。 スポーツに関わり、ご興味がある方はぜひご参加ください。詳細はこちらから。

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◆令和5年3月31日更新

スポーツ大会での競技者や観客のケガ・急病等に適切な処置ができるよう、東京2020大会で実践した救護ノウハウ活用や、都有施設との連携を通じ、大会運営者用の救護マニュアルを作成しました。スポーツボランティアとして幅広く活躍できるスポーツ ファースト レスポンダー(SFR)を育てるため、 eラーニングやVRを活用した人材育成プログラムを開発し、都内の大学生・高校生やスポーツ施設の職員等を対象としたSFR講習会を開催しました。

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インクルーシブフードの開発と普及

参加大学 東京医科歯科大学、東京大学

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摂食嚥下障害がある子供とその親が一緒に楽しめるインクルーシブフードを開発します。 子供、親、支援者、企業等を対象とした試食会を実施し、SNSで発信するとともに、インクルーシブフードを提供する飲食店等をWEB上のマップで紹介します。障害の有無に関わらず、誰もが同じように外出先でも家庭でも、おいしい食事を食べられる東京になることを目指します。

◆令和4年12月4日更新

摂食嚥下障害がある子供とその親、支援者、企業等を対象とした試食会を実施しました。詳細はこちらから。

 

◆令和5年3月31日更新

摂食嚥下障害がある子供が噛まずに飲み込め、彩りも鮮やかなインクルーシブフード・スィーツを開発しました(子供が好きなメニューをアンケート調査し、ビーフステーキや唐揚げなどの「もぐもぐBOX」を作成)。また、子供、親、支援者、企業等を対象に試食会や完成披露会を実施し、インクルーシブフードの魅力をPRしました。今後、共同研究で開発したフードを提供する店舗等と連携し、障害の有無に関わらず、誰もが同じように家庭や外出先等でおいしい食事ができるインクルーシブ都市・東京を推進します。

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都営バスのリアルタイム運行データを用いた渋滞検知サービス

参加大学 早稲田大学、お茶の水女子大学
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都バス池86 系統沿線(明治通り 渋谷~池袋間)の渋滞情報サンプル

都営バスのリアルタイム停留所発車時刻データと機械学習(AI)を組み合わせて、新たな渋滞検知サービスを開発し、WEBサイトで渋滞情報を提供します(既存サービスではカバーしていない地元に密着した一般道路エリアまで検知を拡大)。また、開発した渋滞検知方法を公開し、第三者への技術移転を目指します(カーナビやスマホアプリによるルート検索の精度向上に貢献)。東京2020大会に向けた混雑緩和の取組をさらに発展させ、脱炭素社会実現にも貢献します。

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◆令和5年3月31日更新

都営バスのオープンデータを活用するとともに、現場調査を基に運行特性を反映したAIによる機械学習を組み合わせ、新たな渋滞検知サービスを開発しました(精度83%、検知率83%)。都営バスの渋滞情報をWebサイトで随時提供(赤い矢印の箇所)し、今後、都の交通渋滞対策の取組と連携し、脱炭素社会実現にも寄与します。

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テーマ「サステナブル・リカバリー」

新型コロナとの闘いにより疲弊した経済、社会、人々のマインドを回復させながら、未来に向けて「より良い復興」を目指します。コロナ禍の「新しいつながり」や「新しい暮らし」を追求するとともに、50年、100年先も、便利で豊かさが溢れる持続可能な都市を構築すべく、サステナブル・リカバリーの視点による共同事業を実施します。


地域参加による換気の可視化 向上プロジェクト

参加大学 電気通信大学、東京大学

飲食店・劇場・病院・学校などの感染防止対策として、換気を可視化・向上する取組を地域の店舗・事業所等の参加により実施しました。
事業所のCO2濃度をWEB上で可視化・分析できるIoTゲートウェイ「CO2ハブ」を開発し、SNSを活用した専門家のアドバイスや事業所間の交流により、換気のノウハウを共有しました。本プロジェクトによる蓄積を「換気対策ガイドブック」としてまとめ、公開するとともに、飲食店等のコロナ対策リーダーへ発信するなど広く周知を行いました。
また、地域の店舗・事業所のCO2濃度をリアルタイムで公表する実証実験として「換気良好マップ」を作成しました。

◆令和4年3月29日更新
  • 今年度の実績を踏まえ、上記のとおり事業内容の記載を更新しました。

 

◆令和4年3月22日更新
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換気対策ガイドブック
ノウハウを広く周知

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換気状態の検証の様子
(ビニールカーテンにより
換気が阻害されたケース)

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TOKYO換気良好マップ
CO2濃度を可視化

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「デジタル上野の杜」プロジェクト

参加大学 東京藝術大学、東京大学

文化・観光の拠点である上野公園エリア(上野動物園、東京都美術館、東京文化会館等を含む)を3Dスキャナーで点群データ化し、アバターを通じて散策や会話を楽しめるバーチャル空間「デジタル上野の杜」を構築・公開しました。
取得した点群データは、デジタル空間上に東京都を再現することを目指す「東京都デジタルツイン3Dビューア」にも掲載し、デジタルツイン実現プロジェクトの推進に寄与しています。

◆令和4年3月29日更新
  • 今年度の実績を踏まえ、上記のとおり事業内容の記載を更新しました。

 

◆令和4年3月22日更新
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上野公園 さくら通り

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上野動物園 東園(五重塔)

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東京都美術館

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東京文化会館

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外国人材との協働コミュニティを創出するためのパターン・ランゲージの開発研究と普及推進

参加大学 東京都立大学、早稲田大学 ※懇談会メンバー外から社会情報大学院大学が参加

外国人材との協働に成功している様々な業種の企業を調査し、経験則(勘、コツ、ノウハウ)の収集・分析を行いました。
成功事例に共通する「パターン」を「ランゲージ(言語)」化した「パターン・ランゲージ・カード」及び、その解説版である「パターン・ランゲージ・ブックレット」をあわせて作成し、WEBで公開しました。
職場内での共生に課題を抱える企業等を対象にワークショップを開催し、実践的なノウハウを共有するとともに、幅広い主体への普及を目指して紹介動画を公開しました。
また、東京外国人材採用ナビセンターや東京都多文化共生ポータルサイトと連携したPRを実施しました。

◆令和4年3月29日更新
  • 今年度の実績を踏まえ、上記のとおり事業内容の記載を更新しました。
  • 「パターン・ランゲージ・カード」の活用方法等を紹介するホームページを開設しました。

 

◆令和4年2月14日更新
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(カード表面)パターンをイラストで表現

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(カード裏面)状況、原因、解決策を記載

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「パターン・ランゲージ・カード」を
活用したオンラインワークショップの様子

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テーマ「Community×SDGs」

誰もが集い、支え合う居場所・コミュニティが至る所に存在する東京の姿を目指し、SDGsの普及を図りつつ、コミュニティの活性化や多様性に富んだ東京の実現につながる共同事業を実施しました。


医療機関への「やさしい日本語」の普及

参加大学 順天堂大学、帝京大学 ※懇談会メンバー外から聖心女子大学が参加

医療従事者への「やさしい日本語」普及を図り、外国人住民だけでなく、高齢者や障害のある方々など、誰にとってもやさしい医療環境を実現させる活動を行いました。 自由に活用できる研修会資料および動画教材を開発し"医療×「やさしい日本語」研究会"ホームページに掲載しています(下記リンク参照)。さらに、簡単に目を通せる「やさしい日本語」紹介リーフレットを作成し、配布しました。ダウンロード可能です。事業期間中にオンラインでのシンポジウムやワークショップをZoom開催し、多くの方にご参加いただきました。参加者が自分の職場で「やさしい日本語」研修会を開くなど、次の活動につながっています。

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災害時における大学キャンパスを活用した避難手法の検証

参加大学 法政大学、東京工業大学、東洋大学

地震などの災害発生時に、大学キャンパスでの屋外キャンプが、体育館等での集団避難とは異なる、家族単位での避難をする場所として、新たな地域の避難拠点となり得るか、実証実験等を通じて検証しました。
大学キャンパスは様々な点で人間らしい避難生活に適しており、本件をモデルとした「新しい避難生活拠点」を提案しました。

IMG_0988.JPG 大学キャンパス内での実証実験の様子
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大学と地域が連携した「食」を通じたコミュニティ活性化

参加大学 専修大学、中央大学

「食」をハブにしたオンライン・コミュニティ・プラットフォームを構築し、リアルな交流会やシンポジウムとも組み合わせ、学生や地域住民、商店街店舗などのコミュニティ活性化を推進しました。食品ロス削減への社会的関心を喚起するため、余剰野菜活用カレー販売を行うなど、相互交流から新たなプロジェクトが検討され、地域の枠を超えた持続可能なプラットフォームとして活用されることを促しました。

daigaku_k002.jpg 余剰野菜救済のためのカレープロジェクト
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記事ID:001-000-20231014-003042